ネズミの映画ブログ

あらすじと感想を書いています!

「ふしぎの海のナディア」の感想 面白かったです!

 今回は、幼い頃から気になっていた「ふしぎの海のナディア」をプライムビデオで全39話全て見ました。

あらすじ

 西暦1889年、世界中の海で謎の怪獣による船舶遭難事故が相次いで起きていた。その事件により、父親が行方不明になった発明好きの少年ジャンは、少女ナディアとライオンの子供キングと出会う。

 ジャンの発明した飛行機でナディアの生まれ故郷アフリカへ行こうとするが、故障し、漂流してしまう。ジャンとナディアは、謎の人物ネモ船長が指揮する万能潜水艦ノーチラス号に救助される。そこで、飛行機を直してもらい、フランスに帰ろうとするが、ある島に近づいた際に攻撃され、不時着する。
 その島はガーゴイルを首領とする秘密組織ネオ・アトランティスに占領されていた。そこで、少女マリーと出会い、ランディス一味(他サンソンハンソン)とも協力し、グラタンで島を脱出したナディア達は、再びノーチラス号に救出され、次第にネモとガーゴイルの戦いに巻き込まれていく。

 空中戦艦からガーゴイルの新兵器により、ノーチラス号は破壊され、絶体絶命の危機に陥る。海底へと沈んでいくノーチラス号。ネモ船長は、乗組員をメインブロックに集め、戦闘ブロックを切り離した。自爆した戦闘ブロックがガーフィッシュを全滅。メインブロックのみになったノーチラス号ガーゴイルの手を逃れた。ネモ船長は、船長室にナディア達を呼び出した。ナディア達だけでも助けるため、船長室をメインブロックから切り離した。
 ナディア達を乗せた船長室は、とある砂浜に漂着。そこは誰も住んでいない無人島であった。しばらくすると、突然近くに島が現れた。ナディア達が渡ると、そこにはグランディス、サンソン、ハンソンがいた。この島で暮らしているうちに、ナディア達は島の正体は、古代アトランティス人の宇宙船レッドノアである事を知る。その中に眠る魂の助言を受け、一行はナディアの生まれ故郷であるアフリカのタルテソスに向かう。

 レッドノアの存在を知ったネオ・アトランティスの空中戦艦が登場。攻撃からジャンたちを守るため、ナディアは捕らわれの身となる。だがガーゴイルは、約束を破り攻撃を開始する。逃げるジャン達は、間一髪のところを謎の小型艇に助けられる。その小型艇から現れたのは、ノーチラス号の副長エレクトラだった。彼女に導かれ、たどり着いた先には、錆びた鉄屑のような物体があった。その中に地下トンネルを利用し、無事だったネモ船長とノーチラス号の乗組員がいた。
 錆びた鉄屑のような物体は、宇宙戦艦アクセリヲン、通称ニューノーチラス号であった。この船は、旧タルテソス王国の地下に眠っていた古代アトランティス人の宇宙船である。こうして、パリ上空でニューノーチラス号とレッドノアが戦い、無事ナディア達の勝利に終わった。


感想

 全てを見るのに見応えがありました。ジャンとナディアの恋があり、ナディアの過去が分かってくると、アトランティス人が人間を作ったという意外な話があったりと見ていて、面白かったです。
 マリーがキングによくジャイアントスイングをして遊んでる?(いじめられている様にしか見えなかったが…)、グランディスの初恋相手に囮となるのですが、ジャイアントスイングで助ける所は少し笑ってしまいました。あと、マリーが書いた絵日記が出るのですが、みんなの事が大好きとほっこりする話があり、それも良かったです。
 最後までネモ船長は格好良く、生きろという台詞は感動しました。ハッピーエンドで最高に面白かったです。

「ドライブ マイ カー」の感想 何故か最後まで見てしまった!

 プライムビデオで、「ドライブ マイ カー」を見ました。

あらすじ

 舞台俳優で演出家の男は、脚本家の妻と穏やかに暮らしていた。そんなある日、妻がくも膜下出血で倒れ、帰らぬ人となる。2年後、演劇祭に参加するため広島に向かっていた彼は、寡黙な専属ドライバーの女と出会い、これまで目を向ける事のなかった気持ちに気付かされていく。


感想

 三時間近くある作品で、初めからあまり面白くなく感じました。それでも、何故か最後まで見てしまいました。
 舞台の演出家でもあり、舞台俳優をする西島秀俊さんが演じる者が、妻の不倫現場を見ても、見て見ぬフリをして妻と過ごしている時は、自分も多分そうだろうなと思って見ていました。
 初めから暗い話でしたが、演出家とドライバーとの絶妙な感じのやりとりで、最後まで見てしまったのだと考えました。

「海街diary」の感想 鎌倉に行ってみたくなった!

 是枝監督の「海街diary」を見ました。

あらすじ

 鎌倉の一軒家に住む三人姉妹は、伊江から出て行った父親の葬儀で、腹違いの妹すずに出会う。中学生のすずは、実の母親を亡くし、後妻の陽子とその息子と暮らしていた。葬儀で気丈に陽子を支えるすずを見た長女の提案で、一緒に鎌倉で住む事になる。三姉妹を育てた祖母は亡くなっていたが、その家で質素な暮らしにすずが加わり、 次第に四人姉妹としての絆が芽生えていく。三姉妹の母親は、父と離婚後に家を出たきりで音信不通になっていたが、祖母の七回忌に現れ、姉妹の抱えていた想いが明らかになっていく。

感想

 鎌倉という地と、この姉妹の雰囲気がとても良く、鎌倉に行ってみたいと思った事がないのですが、初めて行ってみたいと思いました。
 四人姉妹の想いや、その周りにいる人々の人間模様が描かれ、見ていて居心地のいい映画でした。凄い感動作とか、話の展開とか面白いとかではないのですが、心が暖まる映画でした。

「海よりもまだ深く」の感想 駄目な人でも何故か憎めない人が主人公!

 是枝監督の「海よりもまだ深く」を見ました。

あらすじ

 15年前に新人賞を受賞したものの、その後は鳴かず飛ばずの作家、良多。妻の響子には愛想を尽かされ、一人息子の真悟を連れて家を出て行かれてしまった。良多にとって、その真悟との月に1度の面会が何よりの楽しみでありながら、肝心の養育費はまともに払えず、おまけに響子に恋人ができたと知り、本気で落ち込んでしまう。そんなある日、良多は団地で気楽なひとり暮らしをしている母、淑子の家に真悟を連れて訪ねる。


感想

 是枝監督の作品(万引き家族そして父になる)で、淑子を演じる樹木希林さんの演技が好きで見たのですが、まあまあ面白かったです。
 良多を演じる阿部寛さんは、お金を全て賭け事に使う駄目な人で演技力があり、本当にそんな人じゃないのかと思える位でした。良多は息子の真悟の為にスパイクを買ってあげる所で良いパパだなと思いきや、スパイクにわざと傷を付け、安く買うシーンがあり、せこい人間だなと思ってしまいました。その他にも、淑子の住むアパートで棚を物色したり、高校生を脅してお金を巻き上げたり、無茶苦茶な人でしたが、何故か憎めない人でした。

「ニューシネマパラダイス」の感想 何度見てもいい映画!

 1989年アカデミー賞外国語映画賞に輝いたイタリア映画の「ニューシネマパラダイス(完全オリジナル版)」を見ました。

あらすじ

 ローマ在住の映画監督であるトトは、故郷の映画館に勤めていた元映画技師のアルフレードが死んだと、母からの聞かされる。
 幼い頃、母と妹の三人暮らしだったトトは地元の映画館パラダイス座に忍び込んでは、上映前の映画をチェックする司祭の検閲を覗き見ていた。当時は刺激が強いとされていたキスシーンを、司祭の独断でカットされ、村人はドラマを盛り上げる演出のキスシーンを見る事が出来なかった。映写技師のアルフレードは、頻繁に映写室にやってくるトトを追い返そうとするが、やがて二人の間に友情が芽生える。トトは映写室でカットされたキスシーンのフィルムを集めていた。

 そんなある日、不慮に事故により上映中のフィルムに火がつき、パラダイス座は炎に包まれ、アルフレードは火傷のため失明してしまう。パラダイス座は再建され、アルフレードから技術を教わっていたトトが子供ながらに映写技師になる。
 やがて青年になったトトは、銀行家の娘エレナと恋に落ち、幸せなひとときを過ごすが、二人の仲は彼女の父親に認めず、エレナは引っ越し、トトは徴兵され兵役のため村を離れる。数年後帰ってきたトトは、アルフレードから村から出て行くように忠告され、ひとりローマへ旅立つ。

 彼が故郷の町を離れ、30年の年月が流れた。葬儀に出席するため、村に戻ってきたトトはアルフレードの棺を見送る中、廃館になったパラダイス座の前で懐かしい面々との再開を果たす。そして、結婚していたエレナとも再開を果たしたし、一夜を共に過ごす。数日後、パラダイス座の解体に立ち会い、トトはローマへ帰って行く。
 そして、ローマの映画館に彼が持ち込んだアルフレードの形見のフィルムから、幼い日のトトが集めたキスシーンがスクリーンに映し出された。


感想

 何回か見ているのですが、とても良い映画だなと改めて思います。トトとアルフレードは年の離れた親友で、トトは父を早くに亡くしてしまいますが、アルフレードのおかげで、あまり寂しい思いをせずに済んだのではないのかと思いました。
 女性の裸を見て思春期の子達がオナニーしたり、映画のフィルムを運ぶ子が道端で売春婦とやって気持ちいいと言っているシーンがあり、子供には見せたくない所ですが、自分は少し笑ってしまいました。

 アルフレードとトトの関係も素敵だと思ったのですが、村に帰って来たトトとお母さんの会話が素敵だなと思いました。それは、映写技師をしていたトトが玄関に鍵をかけていなかったと言うのですが、お母さんは寝たふりをして、トトが寝てから鍵をかけていたという所です。自分の事より子供を優先し、ずっと気にかけていた所は胸がジーンとしました。
 結婚したエレナがトトと会い、一夜を共にした所は、お互いに当時想い合っていた事がよく分かり、そうなってもしょうが無いと思いますが、不倫になってしまうので、正直あのシーンは気分乗りませんでした。

「天空の城 ラピュタ」の感想 ジブリ作品の中で1番好き!

 8月12日金曜ロードショーの「天空の城ラピュタ」を見ました。

あらすじ

 少女シータは「飛行石」を身に付け、政府機関の飛行船に捕らわれていた。そこに、ドーラ率いる海賊達が襲う。狙いはシータと飛行石だったが、彼女は飛行船から落ちてしまう。
 鉱山の町に住む見習い機械工の少年パズーは、飛行石の持つ浮力によりゆっくり降ってきたシータを助ける。

 シータはムスカのいる政府機関に再び捕らわれるが、ドーラと共にパズーはシータを助ける。飛行石の光により、政府機関はラピュタへ向かう。先回りしようとするパズー達だったが、政府機関に見つかり、攻撃されてしまう。そこで、パズーとシータ、海賊達は別れてしまうが、ラピュタに辿り着くのだった。

感想

 ジブリ作品の中でも1番好きで、何回見ても面白いです。大人になってから見ると、ラピュタの科学や技術を使い、世界征服を企むムスカはとんでもない悪党。軍の奴らを人がゴミのようだという台詞はとても印象に残ります。
 シータとパズーはそんな悪いムスカから、ラピュタを滅ぼす呪文バルスを言う前に、パズーが銃を捨てた時は、自分達が死ぬ事を決意した気持ちが伝わり、結末は分かっているのに心がジーンとします。
 あと、ジブリ作品全体で好きなのは登場するお婆ちゃんです。ラピュタではドーラ、となりのトトロではカンタのおばあちゃん、千と千尋の神隠しの銭婆婆、紅の豚に登場するピッコロ社のばあちゃん等、ちょっとマニアックな所までいってしまいますが、みんな暖かくて、個性的なキャラクターです。とは言っても、ラピュタのドーラはまだ50才なので、見た目はお婆ちゃんでも実はまだ若い(..;)

 最後に笑える所も好きで、ドーラ率いる海賊の息子達が親方と対決している所や、パズーとシータの乗った蒸気機関車を自動車で追い掛けるのに、「ママ、落ちるぅ~」と言う所は笑いました。1番笑ったのは、滅びの呪文を言った後、ラピュタが空高く上がるのに、ドーラが飛行機から誰か降りろと言った場面は、面白かったです。

「トップガン」の感想 マーヴェリックが見たくなる!

 現在、「トップガン マーヴェリック」が上映中。その前の「トップガン」が気になったので、DVDをレンタルしました。

あらすじ

 無鉄砲で型破りな操縦を行うマーヴェリックは、アメリカ海軍の艦上戦闘機・F14のパイロット。そんな彼とは対照的な心優しく、陽気な性格のレーダー要員グースを相棒とする。
 マーヴェリックとグースは、アメリカ海軍戦闘機兵器学校(通称トップガン)への派遣を艦長より命令され、航空戦技の神髄である空中戦闘機動の戦技を磨く為に教育を受ける事となる。

 訓練開始前のパーティでは、幾人かの戦闘機パイロットやレーダー要員の他に、民間人専門技術者も参加していた。マーヴェリックは教官とは知らずに近づいたチャーリーに一目惚れし、立場を超えて恋愛する。
 初日の飛行実技訓練終了後には、飛行教官のヴァイパーから規則や協調性の重要性について、叱責を受けつつも、日を追う毎に厳しさを増す飛行実技訓練や座学による様々な戦技理論講義・飛行実技後の検討講義・筆記試験を重ねて、ライバルのアイスマン達と訓練成績を競い合っていた。ある日の編隊飛行での攻撃訓練中に、マーヴェリック機はエンジンの故障で操縦不能になり、更に脱出時に起きた事故によりグースが死亡し、マーヴェリックは自信を失う。

 事故調査委員会による査問で、パイロットとしての責任は問われなかったが、かつてのような強気な性格は無くなり、弱気なパイロットに変貌する。ワシントンD.C.での就職を決めたチャーリーからは、失望の意を告げられて去られてしまう。
 かつて彼の父親の戦友でもあったヴァイパーは、父の死は軍事境界線を越えた上空での交戦による為に国家機密扱いとされたものの、実は友軍機を救う為に多数の敵機の攻撃に晒されて、その犠牲となった英雄的行為であったという真相を知らせる。

 周囲からの励ましもあり、マーヴェリックはトップガンの卒業式に出るが、その謝恩会中にインド洋上での情報収集活動中の巡洋艦援護の緊急出撃命令が彼を含む幾人かに届く。
 トップガンでのマーヴェリックの弱気ぶりが聞こえていた空母飛行隊長は、作戦ブリーフィングで彼をバックアップにまわし、アイスマンを先鋒に発たせる。2機対2機の互角と見積もっていたが実際は5機あり、数で圧倒的に勝る敵機によって、アイスマンらは苦戦を強いられる。マーヴェリックは苦戦するアイスマン機と協調して敵機を4機撃墜、1機を撤退させる事に成功。

 この一戦によって、マーヴェリックは一匹狼からチームワークを知る優秀なパイロットへ成長したばかりでなく、グースを失った自責の念は克服され、 僚友の死の悲しみを振り払うかのように認識票を大海原に放り投げ、彼なりの弔いを行なった。軍上層部の計らいによって、マーヴェリックは教官としてトップガンへ戻り、その知らせを聞いたチャーリーと、2人の出会いのきっかけとなった思い出の曲に包まれながら再会を果たす。

感想

 マーヴェリックを演じるトム・クルーズは最高に格好良かったです。そして、ストーリーの展開はシンプルで良かったと思います。見れば続編がヒットしている理由がすぐに分かります。