ネズミの映画ブログ

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「風と共に去りぬ」の感想 意外に笑える吹き替え版!

あらすじ

 ジョージア州アトランタ近郊のタラ。そこに美しく、気性の荒い女性スカーレットが住んでいた。彼女はアシュリーが、メラニーと結婚するという話を聞き、動揺する。アシュリーは自分を愛していると、スカーレットは思い込んでいた。夜、母親と妹のスエレンとカーリーンと共にお祈りをするスカーレットは、アシュリーが自分の思いを知らないから結婚するのだという考えに至る。

 メイドのマミーに手伝ってもらい、身支度を整えたスカーレットは、ウィルクス家の園遊会に出かけ、アシュリーからメラニーを紹介される。園遊会で、女たらしで有名なレット・バトラーと出会う。アシュリーと2人きりになったスカーレットは告白する。だが、アシュリーはメラニーと結婚すると断言。スカーレットはアシュリーの頬をたたき、アシュリーは部屋を出ていく。
 北部との戦争が始まったというニュースが届く。チャールズがスカーレットの元へ来て、求婚する。アシュリーを見返すため、スカーレットは受け入れる。だが、チャールズはすぐに戦場で病死してしまう。

 夫を亡くしたスカーレットだが、愛のある結婚ではなかったため、喪に服す事に退屈していた。スカーレットの母エレンは、気分を変えるため、アトランタで、メラニーの手伝いをするように提案。アシュリーと会えるかもしれないと考えたスカーレットは、喜んでアトランタへ向かう。アトランタでは、チャリティ・ダンス・パーティが開かれいた。チャリティの一環として、ダンス相手に希望する女性に男性が値をつけるという余興が行われる。レットはスカーレットに150ドルの値をつけ、2人はダンスをする。

 戦争で南部の人々が倒れていくなか、休暇をもらったアシュリーが帰ってくる。アシュリーが戦場に戻っていく時、2人きりになったスカーレットは、敗戦を悟ったアシュリーから、メラニーの面倒をみて欲しいと頼まれる。スカーレットはアシュリーに再び愛を告白するが、アシュリーは愛に応えず戦場へ戻っていく。
 北軍ジョージア州に入り、アトランタに迫ってきた。負傷兵の手当てをするスカーレットとメラニー。2人の前に、売春宿の女主人べルが現れる。寄付をするため、金貨の受け取って欲しいとベルはメラニーに頼み、受け取る。スカーレットは、金貨を包むハンカチのイニシャルや馬車から、レットがベルを使わしたのだと知る。

 アトランタ北軍が攻め入ってくる事を聞いたスカーレットは、メラニーを連れてタラに戻ろうとするも、メラニーが産気づく。メイドのプリシーに医者を呼んでくるように命じる。プリシーが戻って来るも、医者は駅に行っていなかったと言う。スカーレットが医者を探しに駅に向かうと、負傷した兵士達で見渡す限り埋め尽くされていた。ようやく医者を見つけるも、負傷兵の手当てで忙しく、メラニーの元へは行けないと言われる。メラニーの元に戻ったスカーレットは、自分が赤ん坊を取り上げる事にする。
 赤ん坊は無事生まれた。プリシーは、スカーレットに頼まれ、ベルの屋敷にいるレットを呼びに行く。やって来たレットに、馬車でタラまで連れて行ってくれるように頼むスカーレット。タラは北軍に攻められ、敵兵も多く、危険な道のりだった。だが、スカーレットの熱意に、レットは協力する事を決める。

 メラニーと赤ん坊、プリシーを荷台に乗せ、スカーレットとレットは馬車で出発する。タラへの道の途中にもかかわらず、レットは南軍に志願する事を決め、スカーレット達を置いて去る。
 タラにたどり着くと、屋敷は焼けずに残っていた。玄関から茫然自失の父親が現れ、スカーレットを抱きしめる。だが、母エレンは腸チフスで前夜に亡くなっていた。
 スカーレットは、屋敷が北軍の本部として使われ、あらゆる物が奪い去られ、食べ物も残っていない事を知る。加えて、父ジェラルドは狂気に陥っていた。妹達は、病気からの回復途中で体が弱っており、メイド達もどうしていいか分からない状態だった。だが、スカーレットは立ち上がり、「飢えに負けない!」と力強く宣言をする。
 スカーレットは妹達と共にタラで綿花を栽培する等、休みなく働いていた。戦争は南軍の敗北で終わり、兵士達は続々と南部へ戻ってきた。スカーレットの妹スエレンの恋人であるフランクも戻ってきており、スエレンへの求婚の許可をスカーレットに求め、認められる。捕虜となっていたアシュリーも戻り、メラニーと抱き合って喜ぶ。

 タラの土地に税金がかけられ、払えないと奪われる事を知ったスカーレット。スカーレットは、アシュリーにメキシコに逃げて2人で暮らそうと頼む。アシュリーは、メラニーや子供を捨てられないと、スカーレットの愛を拒絶する。
 かつて家の管理人をしていたジョナスが、 屋敷を買い取ろうとやって来るが、 ジョナスが結婚した女性から移された病気が原因で、母を失ったスカーレットは追い返す。それを見ていた父ジェラルドも怒り、馬で追いかけるが、途中で落馬し、命を落としてしまう。
 税金を払う方法に悩むスカーレットは、レットを思い出す。レットは北軍によって留置所に入れられていた。タラで不自由なく暮らしているとレットに語るスカーレット。だが、荒れた手を見られて、金が欲しくてウソをついているとバレてしまう。 スカーレットはレットに懇願するが、今は渡せる金が手元にないと拒否される。

 留置所を出たスカーレットは、スエレンの恋人のフランクと出会う。スエレンと結婚するために、フランクは木材を売って金を蓄えていた。チャンスと思ったスカーレットは、スエレンは別の男性と結婚するとウソをつき、結婚し税金を支払う。
 馬車で森の中を抜けようとしたスカーレットは、2人の北部の男に襲われる。偶然近くにいた、かつて雇っていたビッグサムに助けられる。その事を知った夫フランクは、報復に向かう。レットが訪ねてきて、アシュリー達の居場所をメラニーに聞く。アシュリー達の報復計画は、北軍の兵士にバレているのだと言う。メラニーはレットにアシュリーの居場所を伝え、レットは助けに行く。
 北部の男との争いで、アシュリーは肩を撃たれていた。アシュリーの心配をするスカーレットに、夫のフランクが死んでいる事を、レットが告げる。メラニーはベルに、アシュリーを匿ってくれた感謝を告げ、2人は友人となる。

 昼間から酒を飲んでいるスカーレットの元にレットが訪れる。フランクとの財産目的の結婚等、自分がした事の後悔をレットに語るスカーレット。そんなスカーレットに、レットは求婚する。初めて会った時から思い続けてきたと言う。スカーレットは拒否するが、レットに強引にキスをされ、最終的に求婚を受け入れる。
 レットとスカーレットはタラへ戻る。スカーレットは女の子を出産し、レットは大喜び。だが、体形が崩れる事を嫌がるスカーレットは、もう子供を産まない事を決意。そして、スカーレットが未だにアシュリーを思っている事を知り、レットは怒り散らす。ベルの元に行き、わめき散らすが、子供の事を指摘されて、離婚を思い留まる。レットは、娘ボニーを愛する事に生きがいを見いだす。

 アシュリーはスカーレットに材木業を任されていた。アシュリーが思わずスカーレットを抱き寄せたところを、メラニーの妹に見られてしまう。アシュリーの誕生パーティが開催される。パーティ会場へ強制的にはスカーレットを連れてきたレットはその場を去り、1人になったスカーレット。 アシュリーとスカーレットの抱擁の話を聞いており、スカーレットに冷たい視線が送られる中、メラニーは優しく出迎える。
 パーティから戻ったスカーレットは、真夜中に食堂で酔っ払っているレットを見つける。レットはスカーレットにも酒を飲ませ、アシュリーへの嫉妬をぶつける。だが、スカーレットは負けずに言い返す。レットは、寝室に戻ろうとするスカーレットに無理やりキスをして、 抱き抱え、階段を昇っていく。翌朝、 機嫌の良いスカーレットに、 レットが前夜の言動を誤り、離婚を申し出る。金はいくらでも払う代わりに、娘ボニーを自分が引き取ると言う。スカーレットは離婚を認めない。レットは、ロンドンへの出張にボニーを連れて行く。

 ロンドン。暗闇で悪夢を見るボニーは、母親のスカーレットのいる家に帰りたがる。タラへと帰ってきたレットとボニー。すぐに再び家を出ると言うレットに、スカーレットは妊娠した事をレットに告げる。だが、「誰の子だ?」と言うレット。逆上したスカーレットがレットに殴りかかろうとしたところを、バランスを崩して階段から落ちる。スカーレ ットの命は助かるが、流産する。
 メラニーは子供を産めないと言われていたが、再び妊娠していた。落ち込むレットに、スカーレットに優しくするように言うメラニ 一。レットはスカーレットに愛を告げ、 やり直そうと語るが意見が合わない。会話の途中で、娘のボニーがやって来て、バーを高くした障害を馬で飛び越える姿を2人に見せたいと言う。不安に襲われた2人は、やめるように言うだが、ボニーは言う事を聞かない。バーを飛ぶのに失敗したボニーは落馬し、命を落とす。

 レットは悲嘆にくれ、ボニーが横たわる部屋に閉じこもり、2日間出てこなくなる。葬儀を行う事も認めない。妊娠中のメラニーが訪れ、レットがいるボニ一の部屋に。部屋から出てきたメラニーは、レットが葬儀を行う事を許したと、メイドのマミーに告げる。 スカーレットとも話をしようとするメラニーだったが、弱い体での妊娠と過労のためか、倒れてしまう。
 死の床につくメラニー。スカーレットを呼び、息子やアシュリーの面倒を見てあげて欲しいと頼み、レットに優しくするようにと語る。部屋から出たスカーレットは、悲嘆に暮れるアシュリーを見つけて抱きつく。それを見たレットは、苦々しい表情で、部屋を出ていく。だが、メラニーについて語るアシュリーの姿を見て、アシュリーはずっとメラニー を深く愛して続けてきた事、スカーレットを愛してなかった事に気付いたスカーレットは、レットを追って自宅に戻る。

 自宅に戻ったスカーレット。だが、スカーレットがアシュリーを愛していると思っているレットは、家を出ようと荷造りをしている。スカーレットは、レットへの愛に気づいた事を訴えるが、レットは受け付けない。スカーレットが残るようにお願いするが、レットは家を出て行ってしまう。1人残されたスカーレット。 どうしたら良いか分からずに、階段にうずくまってしまう。スカーレットの頭には、父やアシュリーやレットのタラについての言葉が蘇ってくる。スカーレットは、レットを再び取り戻す方法を考えるために、タラに戻る事を決意する。


感想

 スカーレットの波瀾万丈というか、自分の撒いた種でそうなったというか、凄まじい人生と感じました。結婚する理由が、アシュリーに振り向いてもらう為だったり、妹の婚約者を奪い税金を払う為だったりと、やっている事は滅茶苦茶です。15年前に初めて見た時は、もっと清々しい気持ちで見て良かったと思って、再び見たのですが、話の展開が右往左往して、正直気持ちがついていけませんでした。
 良かった点は今回、吹き替え版で見たのですが、メイドのマミーとプリシーの声がとても合っていたと思います。マミーはスカーレットにしっかり注意出来るメイドで、プリシーは少し見栄っ張りでマイペースなメイドなのですが、台詞を聞くと少し笑えました。
 なんと言っても、レット・バトラー!格好いい!レットだから、強引に女性にキスしても絵になりますが、真似すると警察呼ばれますので、妄想だけで抑えておきます(^^)