ネズミの映画ブログ

あらすじと感想を書いています!

「紅の豚」感想 飛べねぇ豚はただの豚!

どうも、ネズミです。
 今回は金曜ロードショーで放送された「紅の豚」の感想を書きます。

あらすじ

 豚の姿になっているマルコは、空賊(空中海賊)退治する賞金稼ぎ。昔馴染みのジーが経営するホテル・アドリアーノに訪れ、アメリカ人カーチスに出会う。カーチスは、空賊連合が雇った用心棒で、マルコを撃ち、有名になろうとしていた。

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 マルコは飛行艇のエンジンが不調の為、ミラノへ向かうが途中、カーチスに狙われ、落とされてしまう。
 大破した飛行艇は、ミラノのピッコロ社へ。ピッコロ社の社長以外の男は、不景気で出稼ぎに出ていた。ピッコロ社の社長の孫娘17才フィオが設計する事になり、製作も全員女性で行う。
 完成した飛行艇で、アドリア海の住み処に戻ったマルコとフィオだったが、空賊連合とカーチスが待ち構えていた。フィオに一目惚れしたカーチスは、結婚を申し込む。フィオは、マルコとの対決で、カーチスが勝てば結婚、負ければマルコの飛行艇費用を負担する様にする。
 決闘当日、マルコとカーチスの飛行対決では、決着が着かず、殴り合いの喧嘩になる。何とかマルコが勝つが、空軍が決闘場に来ている事をジーナが伝えに来る。マルコは、フィオをジーナに預け、撤収する。
 最後はフィオの語りで終わり、カーチスはハリウッドスターに、マルコのその後は秘密にされたまま終わってしまう。

感想

 何度見ても面白いです。そして、マルコの話し方やトーンが格好いいと感じます。特に、フィオが眠る前に語った空軍だった頃、敵襲にあい、一人だけ生き残ったという話をしている時の雰囲気が、お気に入りです。
 マルコがなぜ豚の姿になったのか分からないまま終わるのですが、マルコが話してる内容から考えると、マルコ自身が人間でいたくない様子(千と千尋の神隠しで、千尋の両親も豚に変身させられていましたね、駿は人間が罪を犯すと豚にする考え方がある?)。
 マルコは、フィオとの出会いで心境に変化があり、最後キスして人の姿に戻ったのではないかと思います。
 その他、好きな登場人物はマルコの飛行艇を製作する時に出てくる“バアちゃん”です。孫に上げる小遣い稼ぎと言って、手伝いに来るのですが、飛行艇が飛び立つ前、秘密警察がピッコロ社の周りを見張るのですが、その時は楽しそうに、見張りが何人、何処にいるのかマルコに伝えている様子が、可笑しかったです。
 飛行艇の製作を女性のみで行う所は、ピッコロ社の社長も言っていましたが、女性の方がよく働くというのは、共感してしまいました。ただ、粘り強いはあまり分かりませんでした。